オープンデータについて学んだこと

オープンデータアイデアソン&ハッカソンに参加して、オープンデータとかオープンガバメントについて学んだ事をメモメモ。

オープンデータがどうしたの?

まずは、何でそんなことしてるの?ってとこの説明から。
そのあたりは、この動画をみると分かりやすいです。









簡単に言うと、持っているデータをWebに誰でも利用できる形で公開してくれたら生活がもっと便利になるよ!という主張です。
特に、沢山データを持っている行政がデータを公開してくれたら、それを使った便利なサービスが沢山生まれそうですよねー。それだけでなく、複数のデータを組み合わせることによって新しい発見がされることもあると思います。海外では結構行政のデータオープン化が進んでいるので、それを日本でも!という感じで盛り上がってきています。

何が問題になってるの?

この主張に対する問題は、当然ですが、中々みんなデータを公開してくれない、ということです。
なぜ公開してくれないのかというと、ほんとにデータをオープン化して良いことあるの?オープン化する手間に見合うの?という疑問を持っているのが大きいと思います。なのでこれらの疑問にちゃんと回答し、本当に良いことあるんだと納得させていく必要があります。
その為に、行政への働きかけはもちろんですが、アイデアソンやハッカソンを開いてオープンデータの活用法を考えたり、シンポジウムを開いてオープンデータ化によるメリットを浸透させる、とった活動がされています。

具体的にどんなメリットがあるの?

具体的なメリットは、今までの事例を見てみるとイメージがつきやすいです。
例えば

  • 事故や犯罪情報のデータが公開され、それを地図上にマッピングして危険なルートを把握
  • 同じように、病院や薬局、トイレ情報等のデータを地図上にマッピング
  • 自分が収めた税金が何に使われているかをわかりやすく表示
  • 予算情報を公開して、市民から改善案をもらう

などがあります。情報を分かりやすい形に変換するという使い道が多く、しかしそれだけで非常に効果的だと感じました。
あんまり知識がないのでそんなに事例を知りませんが、やはり先ほどの動画を見て貰うのが、説明も上手くて分かりやすいです。

オープンデータ化を進める為にできること

それで私達にできることとしては、オープンデータの活用例や、こういうデータがあればこんな事ができるのに!というアイディアを、沢山発信していくことだと思います。行政に「もっとデータをオープンにしてよ!」といってもやはりオープンにするのも手間がかかるので、「じゃあこのデータだけ公開してよ!こういう事したいから」と具体的に提案した方が受け入れてくれる可能性も高まります。

と言っても、かなり行政に関心のある人じゃないと、公開してほしいデータって言っても思い浮かばない…とか、活用例を考えるにしても公開されてるデータってどんなのがあるのよ?探しても見つからないんだけど…って感じだと思います。僕もそうでした。現在、データが公開されていても探すのがめちゃくちゃ大変なので、そのデータ置き場となるサイトを作成中です。それが公開されたらまた宣伝しますので、エンジニアの皆さまはその時に宜しくお願いしますm(_ _)m

最後に1つ覚えておきたいこと:ライセンスについて

最後に、僕が今回学んだこ[との中で1番印象に残った、ライセンスについてちょっと触れておきます。
オープンデータの定義の中に「再利用・再配布ができること」というのがあるのですが、データを公開していても、この再利用・再配布を許していないことが多いそうです。というのも、基本的に、データを公開してもライセンスを明示しなければ再利用・再配布はNGだったりするので、データを公開する時に、これはCC BYだよー!、とか明示しないと使えないんですよね><
再利用・再配布ができないという事は、データを視覚化して公開することもできませんし、他のデータと組み合わせて使うこともできません。よく○○のデータ/APIを公開しましたというのを見かけるのですが、ライセンスが明示されていなくて使えないことがあります。データを公開する時に、皆さん自由に使っていいですよーという時は、ぜひライセンスの明示をお願いします><


しかし僕の出身地でもある、福井県鯖江市がオープンデータ界隈であんなに有名になってるとは驚きましたw 市の情報をXMLで公開しているというのが日本の先端をいっているそうです!誇らしい(´∀`)